Safari4
アップル純正ブラウザ・Safariの新バージョンのパブリックベータ版が何の前触れもなく発表された。Mac版とWindows版の同時リリースということで、Appleのやる気がなかなか伺える。
早速ダウンロードして試してみた。
事前にプラグインを入れていると不具合が発生するという話がいくつか2ちゃんで上がっていたけど、SafariStandだけを入れていた自分の環境ではまずは問題なく動いている。
タブバーとタイトルバーをを統合、ウインドウの一番上にタブが並ぶという、なんとも斬新なデザインが採用された。画面の表示範囲が広がる反面、タブ操作でマウスやトラックパッドの移動距離が長くなるというデメリットもある。以前のクセでタイトルバー部分をつかんでウインドウを移動させようとするとついついタブの入れ替えになってしまい、ちょっと慣れが必要。また、Safari3まではURL表示エリアが読み込みの際のプログレスバーを兼ねていて、これは結構便利だと思っていたんだが、このバージョンでは不採用になってしまった。
もっともこの辺の見た目はターミナルで呪文を唱えると戻せるようだ。ここに詳しくあるんだが、必要な部分だけを和訳するとこうなるらしい。
Safari 4でタブバーを3の位置に戻す隠し設定
defaults write com.apple.Safari DebugSafari4TabBarIsOnTop -bool NO
プログレスバーにおける読み込み時の青い色を戻す隠し設定
defaults write com.apple.Safari DebugSafari4IncludeToolbarRedesign -bool NO
defaults write com.apple.Safari DebugSafari4LoadProgressStyle -bool NO
試してみたところ、確かに上記の呪文でSafari3の見た目に戻る。自分はもうちょっと新しいデザインを吟味してみたいので、「Tabs On Top」でしばらく行ってみようかなと思う。
描画速度は特定のサイトでは確かに速くなる。特にJavaScript使いまくりのサイトは爆速。ただし、それ以外の普通のサイトでは「ん、まあ速いかな」といった程度で、そこまでの差を感じなかった。ここまで来るとADSLがボトルネックかもしれない。
よく行くサイトをサムネールで一覧表示する「Top Sites」や、履歴をお得意のCover Flowで見せるといったビジュアル面の強化はなるほど目新しい。特にTop Sites、「サイトのサムネール」はOperaやGoogle Chromeが先に実現していた機能だが、さらに一歩進めて更新チェックの機能をつけた。前回見たときから更新されているサイトには☆マークがつき、これはなかなか面白い。
一方、履歴のCover Flowはちょっとやり過ぎのような気がする。あまり履歴をたどるということがないし、恩恵は少なそう。
ブラウザは行き着くところまで行ってしまった感がけっこうある。そんな中で目新しさを求めるとユーザーの使い勝手から離れていってしまい、単なる自己満足になってしまう。
今回のSafari4、「Tabs On Top」がかなり微妙だが、なあなんとかぎりぎりバランスがとれているかな、といったところだろうか。


